ONLINEとうろう流し
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広島 愛の川2020

開催にあたり、ご協力ご賛同いただき、誠にありがとうございました。
お陰様で成功裡に無事終了することができましたことをご報告申し上げます。
ここに改めて心より感謝申し上げます。

企画の趣旨

戦後75年目の2020年広島。
本来なら、今年も「75年前の広島」に祈りを捧げ、
次の100年に向けて想いを新たにする年でした。
しかし、新型コロナウイルスの影響により私たちの75年目は、今までにない様相を呈しています。

コロナ禍でもできること、広島らしく、今らしく、制約がある中で可能なことを模索し、この度「ONLINEとうろう流し」を企画しました。

  1. PCやスマートフォンで参加できる、オンラインによる「とうろう流し」
  2. 「はだしのゲン」作者、中沢啓治さんの詩に込められた想いやメッセージを歌いつなげていくオンラインによる「広島 愛の川2020」

この2つのプロジェクトを軸に、過去の大切なメッセージを未来へ、広島の大切な想いを途切れさせず、世界に発信していきます。

あれから75年。過去と未来と広島と世界を紡ごう。

当日の様子

オンラインとうろう流し

オンラインによるとうろう流しは、実際の川に灯ろうを流すのではなく、 インターネットを使い、 仮想空間の中で行います。
第三世代が考えるヒロシマ「 」継ぐ展協力)

ご自宅にいながらできるため、 県内、県外、海外からの参加も可能です。
また、高齢化が進む被爆者の方々にも、 ご負担をかけることなく参加いただけます。
参加者は、とうろうに込める想いを書き込み、仮想空間の川に流します。

8月6日は、花や緑の大切さと平和の尊さを世界中の人々と分かち合う「ひろしま はなのわ 2020」 メイン会場(旧広島市民球場跡地)にて、オンラインとうろう流しを投影しました。200個に及ぶ「とうろう」で飾られた道を通り5つのスクリーンに映し出されたオンラインとうろう流し投影会場では、たくさんの思い思いのメッセージをとうろうに込めていただくとともに、 世界中から集まったメッセージを見学いただきました。
ひろしまのとうろう流しの歴史を紹介する映像も放映し、75年目の8月6日は鎮魂と平和を希求する想いに包まれました。

投影会場でとうろうを流された方:634名
オンラインでとうろうを流された方(8/6〜8/31):6,349名
とうろう流しに参加いただいた国:10か国

みんなの想いを見る

日本と世界16カ国が参加。アーティストと歌で平和を発信する。広島 愛の川2020

「はだしのゲン」作者中沢啓治さんが生前に書き残した「広島 愛の川」を、現地での合唱が行えないために、日本全国から、海外からみんなで歌った動画を募集いたしました。

日本の子ども達、海外16カ国の子ども達、そして思いを寄せた歌手の方々が声を重ねました。
演奏は、広島交響楽団と新日本フィルハーモニー交響楽団によるオーケストラ共演。総勢350名の思いが詰まった動画が完成しました。

8月6日当日は、完成した動画を投影会場にて放映。あわせて特設サイトを通じて、LIVE配信を行いました。また広島市内3か所の街頭ビジョンや商業施設でも放映されました。
投影会場に流れる思いが詰まった歌声と演奏が、より一層、鎮魂と平和を希求する想いを強くしてくれました。

<出演>
日本各地と世界16カ国の子ども達
アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、ロシア、中国、モンゴル、韓国、インドネシア、エジプト、スイス、チリ、モロッコ、ウガンダ、イタリア

<歌手>
加藤登紀子、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、TEE、ふくい舞、島谷ひとみ、二階堂和美、クリス・ハート

<演奏>
広島交響楽団&新日本フィルハーモニー交響楽団

<日本全国各地から参加してくれたみんな>
一般で応募してくれた子ども達
佐世保少年少女合唱団(長崎)、長崎少年少女合唱団(長崎)、Esashi Heart Sing “VoCE”(北海道枝幸町)、Soul Searchin‘(北海道稚内市)、日南ジュニアコーラス(宮崎)、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団(秋田)、キッズコーラス「ミニ・ビードル」(青森)、遠野少年少女合唱隊(岩手)、つくしの会児童合唱団(宮城)、飯田少年少女合唱団(長野)、つくば少年少女合唱団(茨城)、広島ジュニアコーラス、悪女時代(広島)、Luv La Rosso(広島)、広島愛の川プロジェクトの子ども達

広島 愛の川2020参加アーティストからのメッセージ

広島 愛の川2020参加アーティスト

加藤 登紀子からのメッセージ

広島から世界に届くメッセージが、いつかこの世界から国境をなくし、人々の心を一つに繋いでくれることを願っています。

広島 愛の川2020参加アーティスト

クリス・ハートからのメッセージ

We are one world, one human race, brought together for love and peace.

広島 愛の川2020参加アーティスト

ふくい 舞からのメッセージ

私のおばあちゃんは広島出身で広島から生を受け継ぎました。

子ども達の代まで、これから、世界がもっともっと、優しさ、笑顔で溢れるように、一緒に過ごしていきましょう。

広島 愛の川2020参加アーティスト

TEEからのメッセージ

この歌には、愛のパワーが、すごく詰まっていると思います。

人と人は繋がるべき、繋がっていますから。思い合って、支え合って、次の子ども達に残せるような、そんな大人になっていきたいし、この歌を通じて、色んなことを考えたり、思えるような時間になってもらえたら嬉しいなと思います。

One Love and Peace.

広島 愛の川2020参加アーティスト

島谷 ひとみからのメッセージ

未来の子どもたちへ
広島から世界中のみんなに、幸せと、平和と、笑顔が、広がっていくといいなと願っています。

みんなで、手と手をとりあって、頑張りましょう。

広島 愛の川2020参加アーティスト

二階堂 和美からのメッセージ

広島に産まれて、今も広島に住んでいます。自分も大人になりました。子どもだった時もあります。これから、どんどん歳もとっていく。今、子どもが二人いますが、彼女達もすぐに大人になっていく。時間の流れっていうのは待ってくれないし、でも、それこそが、私たちのこの生きる道であります。

本当に変わらないものと、変わっていくもの、どっちも大事だと思います。でも、どんなに時代が変わっても、守っていかなくてはいけないこと。それは、本当に、人と人、ちゃんと思いやっていくこということ。決して相手を傷つけることではなくて、相手を思いやっていく。そのことを絶対忘れてはいけないと思います。

色んな考え方がある。本当に世界中は広いし、一つの国の中だけでも、本当に色んなことが違っていくけれど、それでも、自分だけじゃない、色んな人と繋がって生きている。これはもう逃れられないことだから、それが、私達の喜びにもなっているので、そんなことを、しがらみと喜びと、両方抱えて生きていきたいと思います。

また、命を終えた後にも、それを絶対に残していかなくっちゃって思います。どうか今子どもの皆さん、大人の皆さん、手を合わせていきましょう。

広島 愛の川2020参加アーティスト

堂珍 嘉邦からのメッセージ

被爆から75年が経ちました。

風化させないように、みんなで思いを繋げていけたら。そう願っています。

広島 愛の川2020参加アーティスト

朝山 正悟(プロバスケット選手:広島ドラゴンフライズ)からのメッセージ

今年は、75年は草木が生えないと言われた原爆投下から75年の月日が経ちます。私たち広島ドラゴンフライズは、「平和があるからこそのスポーツ、スポーツがあるからこその平和」をモットーに、最もフェアプレーをした人を表彰するおりづる賞や試合前に対戦選手とおりづるを交換し平和のメッセージを発信するピースプロジェクト活動を行なっています。

75年という長い月日が経過する中で、原爆の日を少しでも若い世代に語り継いでいくことができるよう、プロバスケット選手としてプレーすることで、平和へのメッセージを発信していきます。今世界がコロナで戦っていく中、コロナにも打ち勝ち、これからも世界が平和であり続けることを祈っております。

広島 愛の川2020参加アーティスト

田中 成也(プロバスケット選手:広島ドラゴンフライズ)からのメッセージ

原爆投下から75年の月日が経ちました。僕たちドラゴンフライズは、スポーツの力で広島を盛り上げ、また、フェアプレーの精神でスポーツを続けていきたいと思っています。今世界は大変な状況ですが、それに負けず、みんなで手を取り合って、平和な世界が続くことを祈っています。

ひろしまのとうろう流しについて

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